第32回:インタビュー データエンジニア業務 大地さん①
ヒューマネテック派遣社員の実態・本音インタビュー

第32回:インタビュー データエンジニア業務 大地さん①

国境を越えて働くという選択

アメリカ在住の大地さんが語る、日本企業で働くという決断とその実体験

現在アメリカに在住しながら、日本の企業であるヒューマネテックで勤務している大地さん。国をまたいで働くというユニークな働き方を選んだ背景には、どのような思いがあったのでしょうか。
実際に経験された課題やメリット、そしてこれから海外勤務を検討している方へのアドバイスまで、率直に語っていただきました。

日本での勤務を選んだ理由

「この会社の魅力に加えて、私自身の目標として“日本語を流暢に使えるようになること”と“日本社会の仕組みを理解すること”がありました。日本で働くことは、これらの目標に大きく貢献してくれると感じ、決断に至りました。」

──大地さんは、現在の日本語スキルについて「日本在住の同年代の方々と比べると、まだ十分とは言えない」と自己評価されています。そのため、実務を通じて言語力を高めることは、非常に重要なチャレンジでもありました。

海外から働くうえでの課題

「最も大きな課題は、時差によるコミュニケーションの制約でした。日本の同僚が起床するまで質問ができず、疑問を抱えたまま作業を進めてしまうこともありました。」

──その結果、誤解から作業に時間がかかってしまったこともあったといいます。

「あるプロジェクトでは、“特定の値を含むレコードを除外する”という処理が必要でした。指示書に“カートリッジに記載”とあり、私は“カートリッジ”という語が列内の値だと誤解してしまいました。実際には、“カートリッジ”とは小さなExcelファイルのことで、その中に記載された値が該当列に含まれていれば除外するという意味でした。最初に確認していれば、正しいワークフローを構築できたはずです。」

──とはいえ、チームの支援は非常に心強かったと語ります。

「会議を日本の午前中にまとめて設定してくださったり、早退を許していただいたり、さらには土曜日(日本時間)に会議を設定して、私の金曜日の都合に合わせてくださるなど、柔軟に対応していただきました。」

海外勤務のメリット

「海外から働くことのメリットとして、日本在住の皆さんが起床するまでの時間は打ち合わせがないので業務に集中できます。そして、皆さんが起きた後に打ち合わせとなるので、集中作業と打ち合わせのメリハリがあり、仕事がやりやすいと感じています。」

──さらに、働き方の柔軟性も大きなメリットだったと語ります。

「成果物が正確に完成していれば、作業の進め方について細かく問われることはなく、自由に進めさせていただきました。これは“海外勤務だから”というよりも、“成果や進捗”を重視するヒューマネテックのマネジメント文化によるものだと感じています。」

海外勤務を検討している方へのアドバイス

「国内勤務でも海外勤務でも、最も重要なのはコミュニケーションです。緊張や遠慮があっても、早めかつ頻繁に意思疎通を図ることが、業務を円滑に進める鍵になります。」

──言語や時差の壁についても、前向きなアドバイスをいただきました。

「言語については、完璧に話そうとするよりも、まずは必要な情報を正確に伝えることを意識することが大切です。私自身、日本語のスキルが日本在住の同年代の方々と比べてまだ未熟だと感じていますが、それでも積極的に日本語を使うことで少しずつ上達してきました。わからないことは早めに質問し、業務を通じて成長していく姿勢が重要です。

時差については、事前にスケジュールをしっかり確認し、必要に応じて‘アシンクロナス(タイミングをあわせずに通信を行うこと)’のやり取りを取り入れることが有効です。相手の時間帯を意識しながら、自分に合った働き方のリズムを見つけることも大切です。

言語や時差は、工夫次第でむしろ強みにもなり得ます。大切なのは、恐れずにコミュニケーションを続ける姿勢だと思います。」

──海外から働くという選択には、挑戦もあれば新たな可能性もあります。
大地さんの経験が、これから国境を越えて働こうと考えている方々の、貴重なヒントとなってくれると嬉しいです。